今回は眼瞼下垂について紹介したいと思います。
眼瞼下垂は上瞼(まぶた)が垂れ下がってしまう病気です。
眼瞼下垂の症状について
眼瞼下垂の主な症状はまぶたが重く感じ、それに伴って頭痛や肩こりを感じます。
まぶたが開かないので、おでこの筋肉を使って目を開けようとするため、おでこのシワが増えたり、顎を上げて見るようになります。また、周囲から眠そうと指摘されて気づく場合もあるようです。
眼瞼下垂かどうかは、上瞼の下のラインが黒目にかかっているかどうかが一つの基準になると考えています。
眼瞼下垂は予防できますか?
普段から気をつけることは、目を頻繁にこすらないこと、またコンタクトレンズ(特にハード)を長時間付けっ放しにしたり、乱暴な取り外しをするとまぶたを痛めて眼瞼下垂の原因になることは考えられます。
遺伝的な要素はありますか?
眼瞼下垂には後天的なものと先天的なものがあります。
先天性のものは、まぶたを引っ張り上げる筋肉に生まれつき異常が見られるものです。
決して、親が眼瞼下垂になった経験があるから子供にも、ということは考えられません。
後天性のものは、まぶたを引っ張り上げる筋肉が弱ってきたり、神経に異常が出たりなどが原因になります。
年齢は関係ありますか?
先天性のものは生まれつきの筋肉の異常ですので、お子様でもなります。
後天性のものは加齢や生活習慣に伴って発症するものです。高齢の方ほどまぶたの筋肉が弱るため発症しやすいと言えると思います。
ストレスとの関係は?
まぶたを支えている筋肉の一つは自律神経と関係しています。
眼瞼下垂でまぶたの筋肉が緊張しているとイライラしたりなどの症状が出ると言われています。
切らない治療はありますか?
加齢などでまぶたのたるみが原因の場合は、レーザー治療で皮膚のたるみをとる場合もあります。
傷跡は残りますか?
まぶたの皮膚の傷は早く綺麗に治りやすいです。手術時も二重のラインに沿って傷が入るので、シワと混じってわからなくなり、目立つことはありません。
再発はありますか?
再発はあり得ます。若い頃に治療して加齢に伴って再発することがあります。また、まぶたは頻繁に動く部位なので、筋肉を縫った糸が緩む可能性はゼロではありません。
その他、眼瞼下垂について詳しくお聞きになりたい方は当院にお問い合わせください。