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2018.09.01

爪水虫の痛みや症状は?人への感染や遺伝は関係する?

爪水虫の痛みや症状はどのようなものですか?

一般的な水虫と異なり、かゆみなどの症状はありません。爪の変形により皮膚が圧迫され痛みを感じるなどはありえると思います。主な症状としては爪が濁る状態になったり、厚くなる(肥厚)状態になります。

爪水虫は遺伝は関係ありますか?

遺伝は関係ありません。
足の水虫が慢性化している人がなりやすいと考えられています。

爪水虫はうつりますか?

爪水虫は感染します。爪の栄養状態や足の指の血行などが関係しており、これらが悪化していると感染しやすくなります。また、糖尿病の方や動脈硬化で毛細血管の循環が悪く指の血行が悪い人、爪が老化で厚みがある爪の方などはなりやすいと考えられます。

爪水虫の洗い方は?

水虫自体は洗っても取れません。足を清潔にし、適度な乾燥に保つことが大切です。

爪水虫が悪化した場合はどうなりますか?

爪水虫は自覚症状がないため放置されやすい病気です。
放置すると他の爪や足の皮膚などの他の部位に移っていき悪化していきます。
爪が濁ってきたら一度受診されることをおすすめします。爪が濁る=水虫というわけではなく、他の病気の可能性もあるので、菌の有無をきちんと検査してもらいましょう。

爪水虫の治療方法はどのようなものがありますか?

治療方法には、飲み薬と塗り薬があります。

<飲み薬>
ラミシール・イトリゾール・ネイリン

<塗り薬>
ルコナック・クレナフィン

爪水虫は再発しますか?

飲み薬でほぼ完治する割合は6割、塗り薬でほぼ完治する割合は2割といわれています。
他の患者さまも症状の改善はするものの、完治にまでは至らないことがあります。
爪水虫は綺麗な爪に生え変わることが完治ですので、それまでは通院することが大切です。
自己判断で治療をやめないことをおすすめします。